「キリストを信じよ」。なぜ、ある無限定の人格を理由化するところに、「真理」の獲得、「神は真実である」の証明、人間が神に永遠に生かされる理由、悔い改めと救い、そして聖と愛あるのか。人間の記号は、真実を語れない。真実は、人間の記号世界を全否定…

οὐδὲν ἄλλο ἐπιτηδεύουσιν ἢ ἀποθνήσκειν. 彼らは死せることより以外何ものをも練習せず。

聖書という荊の冠。月日、出来事と人物、予言、諸言語の字句。それらは、たとえ話のための法則性しか持たない。それなのに、なんと多くの人々が、ありもしないことをそれらに求めてきたことだろう。なんと多くの迷信や憶測が、棘に刺さった人々のはらわたか…

ἐλεύθρον ἀδύνατον εἶναι τὸν πάθεσι δουλεύοντα, καὶ ὑπὸ παθῶν κρατούμενον. 激情に屈従し、激情によつて支配せらるる者は自由たる能わず。

「キリストを信じよ。」。キリストとは何か。信じる対象に関する知識の多少は、確かに信仰の有無に関係しない。ならば、「キリスト」とは何か。“Who I am.”しか残らないのではないか。その人の真実に少しでも矛盾や虚偽が含まれるならば、その人にとっての神…

Βρεκεκεκὲξ κοὰξ κοάξ. ブレケケケックス,コアクス,コアクス(蛙の鳴き声)。

人間の世界の記号性を、その二次元の描写に見事に表現した浮世絵は、それまでの自然の学術的・古典的描写に対立し、人間の精神性の描写を目指したヨーロッパの芸術家たちに影響と共感をもたらした。現代においても、日本で最も優れているとされる人物が、「…

τὰ πεπραγμέν’ αὐτὰ βοᾷ. 為されたる事(事実)自らが叫ぶ。

彼女は「女の方」と呼ばれ、母親扱いされなかった。 訪ねて行っても、キリストに家族ではないと言われた。 ついには、十字架上のキリストに、母子の関係の終焉を宣言された。キリストの遺骸を抱く彼女が、美術における表現において「美」として、他を捨象す…

πῖνε, παῖζε θνηπὸ ὁ βίος, ὀλίγος οὑπὶ γῇ χρόνος ἀθάνατος ἐστιν, ἂν ἅπαξ τις ἀποθάνῃ. 飲め,戯れよ.生命は死すべきもの,地上の時は少し.もし一度人が死すれば、死は不死なり.

この思想を徹底させている人はそういないから、憚りながらも言語化してあげよう。その人が自分のことを塵ではなく人と言っている限り、その俗人にとっては有益だろう。目的の純粋から来る一貫性を与えてあげよう。それを本当に望むことが信仰の動機を得ると…

ὗς ἐκώμασε. 豚が騒ぐ;傲慢に振舞ふ。

君たちは結局、「物」になりたいのだ。だから、結婚が、仮象的もとい霊的な人間の、肉体の自然における意義を排他する、言語という身体の共有であることを、ひいては王権という存在への所有権の共有であることに気づかない。そんな君たちから、どうやったら…

ἐν θηρίοις δὲ καὶ πιθήκοις ὄντα δεῖ εἶναι πίθηκον. 獣や猿の中にあるときは、[獣や]猿たるを要す。

人間は完全になりえぬから、唯一完全なものだけが、人間に完全な柔和を与えてくれる。「宗教がなければ」、という言葉をよく聞く。そういう人間の内面は、ぐしゃりと潰れたトマトのようだ。信じることで初めて知ることを始める人間の自我を否定している。何…

τοῦτο κἂν παῖς γνοίη. これは小児なりとも知れるならん。

君たちの愛は、受け入れられるにはあまりに不実だ。おいしいものを一緒に食べること、おしゃべりしたり働いたりすること、冗談を言ったり騒いだりすること、玉遊びなどの虚構に善悪の感性を運用してみんなで泣いたり笑ったりすること、音楽などの記号表現の…

ἄσβεστος γέλως. 打ち消しがたき大笑。

私は、侮辱的な諸君を憎む。何者でもないのに喜び、怒ろうとするなど、すべてに対する侮辱に過ぎない。感情が生じるたびに、何かを生かし、あるいは殺しているのだ。それで永遠も死もどちらもござれとなれば帳尻は合うが、そこにも永遠の要求は働くので、結…

ὁ μὴ ὢν μετ’ ἐμοῦ κατ’ ἐμοῦ ἐστίν. われと共にあらぬ者はわれに反する者なり。

あなたの全てが欲しいのです。あなたの尊厳は世界の何よりも重く、あなたと家族になるために、私の主人は世界を燃やすのです。あなたが私の主人を殺しても、あなたが淫蕩な遊女であっても、私の主人があなたの負債によってあなたに要求するのは、あなたと共…

οἱ δὲ ποθεῦντες ἐν ἤματι γηράσκουσιν.  嘆く人々は一日で老ゆ。

人を愛すること以上に、価値のあることがあろうはずもない。「ことば」としての我々にとって、最も大事なものは、ある主題への意識だ。この意識によって、意味と形象における結びつきに純粋が求められ、あるいは、文脈における整合が求められて、言語・存在…

αἰὼν πάντα φέρει. 長年月は万事をもたらす。

時とは、楽譜である。実在という一つの楽器に結びつくことで形象化された意味同士の、恣意的に決定される完全に相対的な関係を、形象によって表現するものである。その表現は、ある意味において形象を数え、別の意味においても数えて対比させる場合や、形な…

πόντον σπείρειν. 海に種を蒔く;労して効なし。

現代日本語における「クリスチャン」という単語は、多義語である。1. 人に殴りかかったり唾を吐いたり鞭で打ったりすると、自分のしたことがなかったことになると信じている極悪オカルト主義者。 2. パンとワインを肉と血に変えようとしたり、塵を聖地や領…

μακάρτόν ἐστιν μᾶλλον διδόναι ἢ λαμβάνειν. 受くるよりは與へる方が幸なり。

私は、諸君を愛したい。しかしながら、不可能を感じている。諸君は度々私に好意を示し、良くしてくれるが、諸君の背後に、諸君は私の最愛の主人を磔にしている。諸君の存在における主題は何だ。動物の生殖活動か?社会における権利か?高貴さと相反するとこ…

Mアゴーリ氏へ

ノン。神は形象によって限定されるが、そこに神の意義が結びついているわけではないため、形象をもって、「神の存在」と呼ぶことはできない。たとえば、我々の存在は我々の肉体だが、ここにさらに別の意義が加わるとなると、意味においての重複と、意味の形…

οὐκ ἐξάγουσι καρπὸν οἱ ψευδεῖς λόγοι. 虚言は果実を生ぜず。

人間の定義が、人々の会話によって練磨されることは、文化的価値の最上であり、自らの信念のもと法を打ち立てんとして敵と自然に宣戦することは、暴力の野蛮を英雄的なものにする。なんとなれば、それらはもはや、形而上の問題の、形而下の事象をもっての解…

ἴδε ὁ ἄνθρωπος.

「神」の存在証明をしてあげよう。それは、「神」の定義による。「神」をことばと定義することによって、証明は完了する。概念は目に見えないものであって、形がなく、すべての実在に完全に共通しており、永遠だ。故に、それを語り、実在を与える存在「神」…

πάντα ῥεῖ. 万物は流転す。

動物の判断は、人間のように、言語の作成つまり、紙や金銀の意義を廃して生存と生活の権利としての金銭を具現化するように、形象を虚構化して、そこに観念のcategorizationを行うことに基づくものではない。動物の判断は、記憶における順列と順序に基づいて…

νοῦν ἀρχὴν ἐπιστήμης. νοῦν ἀρχὴν κινησέως. 意思は知識の初なり。心は運動の初なり。

諸君は永遠の愛を求めている。私も、地獄という見たこともない場所に行きたくないから、何かに尊厳を明け渡すというような、惰弱な愛を欲さぬ。私の主人を愛するのであれば、諸君の永遠が煉獄とか言われる場所であれ、何も変わらないでほしい。それこそが、…

γλυκὺ δ’ ἀπείροισι πόλεμος. 戦争はその経験なき人々には楽し。

諸君は私の最愛の主人を、2000年も前から十字架に架け続けている。私もまた、諸君が、必然として人の最上の価値である尊厳が掛かるところの諸君の主題―塵の上にあるどこかの国の領土かも知れぬ、服に否定される動物の自然かも知れぬ―が何であれ、私の主人が…

εὐδαιμονίη ψυχῆς καὶ κακοδαιμονίη.幸福と不幸とは精神に属する。

人間の自我は、喉からの音波や手の動きから生じる線や点に、恣意をもって意味を定置することによって発生し、発達する。かくして精神は、精神が肉体に意味づけられているのと同様に形に意味を与える芸術活動によって、成り立つ。感性が受け取る限りのナマの…

ἄλλος ἐγώ. 他の私。

إلى أصدقاءأضع نفسي لأجلكم. أتذكّر وأسترجع البوسات من أطفالكم والمزاج السعادة. إنّي كنت سعيدا لأنّي قابلت قلوبكم وتكلّمت معكم، فنلت بالحرىّ المنصب العزّ واللطافة. كان حان الوقت، فرجعت إلى هناك، دولة الجزائرالتى في عبر البحر. أرجو أنّي معكم،…